自宅に内窓つけてみた!
こんにちは。ドルフィン八戸店の嶋守です。
昨年度に引き続き弊社でも窓リノベの受付をスタート致しました。
今後特設ページにて情報を掲載予定となっております。
今回は、実際に昨年の補助金を活用して自宅に設置した私自身の感想を書かせて頂きます。
内窓設置のレビューとなります。
設置前の我が家の窓スペック
内窓設置前の環境は、リクシルのシンフォニーマイルドというサッシ。
外側がアルミで内側が樹脂、という二種類の素材を組みあわせた構造です。
フレーム構造としては寒冷地ではもう一声という性能。
ガラスはLow-Eペアガラスの断熱仕様。
ガラス性能は申し分ない高性能。
枠が中グレード、ガラスが高グレードで総合的には中の上。といった感じです。
悪くはないけど・・・理想を言えばもう一声(樹脂フレームのLow-eペアガラスが寒冷地では理想)
結果として「やや寒い」です。「結露もややあり」です。
冷暖房はリビングは寒冷地エアコン+FFストーブで非常に快適。
それ以外の部屋は寒冷地エアコンのみで、窓からの冷気を感じます。
エアコンだけでは物足りなくてホットカーペットとブランケットを使用しています。
電気料金の値上げの影響もあり、暖かさも不足していると感じていた為
石油ファンヒーターの設置も考えていました。
そんな中での内窓設置です。果たしてその効果は??
住まいの性能がワンランクアップ
結論から言うと、住宅の性能がワンランクアップした印象。いいえ、ツーランクアップと言っても良いかもしれません。
設置直後に2つの変化を体感しました。
一つ目は、気密性の向上。
設置した瞬間に気密が上がったのがわかりました。
枠を取り付けて、サッシを立て込んで窓を閉めた瞬間に鼓膜に圧迫感を感じました。
これは人体が気圧の変化を受けた時に起こる現象で、エレベーターや飛行機の中で体験することがあります。
気密性と断熱性能には密接な関係があります。暖かい空気が外に漏れにくくなったことを示します。
2つ目の変化は「音」です。
設置した瞬間に「外の音が圧倒的に小さくなった」
のを感じました。
自宅は小学校の前にあり、通学路に面しています。
設置した時間帯は15時前後で、ちょうど下校のタイミングでした。
窓の外は子供たちの声でにぎわっていました。
設置前までは元気な子供たちがの声が室内まで良く届いていました。会話の内容までも良く聞こえるレベルです。
それが、設置した瞬間に会話の内容がほとんど聞き取れない。
それどころが外で子供たちが会話しているのかどうかさえも聞こえない。
下校のタイミングであることすら気づかない静けさになりました。
肝心の断熱性能、暖かさはどうなった?
今年は暖冬で年末年始は比較的暖かい日が続きました。
それでも今日現在まで、しばしばマイナス7℃台の日もありました。
最近よく感じるのが「帰宅時に部屋の中が以前ほど冷えていない」ということです。
設置前と比較して、帰宅時の部屋の中がホンワカしています。
まるでしばらく誰かがいて、暖房を切って時間がさほど経過していない部屋のようです。
そして、部屋の中で過ごしている間は窓からの冷気の侵入をほとんど感じなくなりました。
これまで辛いと感じていた、足元の寒さもかなり緩和されています。
足元が暖かいとまではいきませんが、これまでどおりホットカーペートで十分だと思っています。今年は石油ストーブを購入しようかと考えていましたが、今のところ必要無いと考え方が変わりました。
ホットカーペートについてはスイッチを切る頻度が増えました。すぐに温まり、冷めにくいのだと思います。ホットカーペートをこまめに消すようになりました。
ここまで生活の快適さが変わるのかと驚いています。
たまに内窓を開けた時にその違いをはっきり感じます。
時々内窓を開けてみると、外窓と内窓に挟まれた空間の空気がものすごく冷えています。これまではその冷気が室内に全部侵入していましたが、今は内窓がそれを遮っています。この冷気がそのまま室内に侵入していたと想像するとゾッとしてしまいます。外気ほどの冷え込みではないものの、冷蔵庫内程度の冷たさにはなっています。最近はその温度差を利用して溶けやすいチョコレートなどを置いたりします。プチ冷蔵庫感覚です。
内窓の断熱性能の実力
体感で変化を感じるのも、考えてみれば当たり前です。
もともとのサッシの内側に、高性能な樹脂サッシを設置したわけですから
実質4枚断熱ガラス構造になったわけです。
一般的に採用されている高断熱サッシを上回るスペックになっているはずです。
北国の断熱気密住宅の場合、ほとんどの地元ビルダーが採用しているのが
樹脂サッシ+Low-eペアガラス。
これが及第点レベルと言って良いと思います。(我が家の既存サッシ環境はそのワンランク下でした)
もっと上を目指す高級仕様で
樹脂サッシ+真空ペアガラスとLow-eガラスの複層があります。
さらに上になると
樹脂サッシ+ダブルLow-eトリプルガラス。
ここまでくるとかなりの高性能、かつ高級品となります。
実は内窓はこの上をいきます。
我が家のサッシはこれらの高級サッシをも上回る超高級仕様へとアップグレードされたことになります。
Low-Eペアガラスがダブル仕様の上に、サッシとサッシの間に密閉された空気層。これも断熱の役割を担います。
しかも内側のフレームは樹脂製なので断熱性能も高い。
中級の上ぐらいのややローコスト気味の仕様から、超ハイスペックに生まれ変わったわけです。
これで寒いわけがありません。
良く似た構造がこちらの商品。APW511という大開口用の高級断熱サッシです。
この構造とほとんど一緒です。
ちなみに上記の画像ですがAPW511というYKKapさんの画像で、
これまで紹介したサッシよりも熱貫流率の数値が大きくなっていますが、その理由はこの商品が大開口仕様の為です。
窓の大きさに比例して熱は逃げやすくなるのでどうしても数値は下がってしまいます。この商品は大開口前提の商品なので大きな面積で数値を計算している為に、前述サッシの熱貫流率よりも数値が悪いように見えますが、同じ面積で比較すれば性能値は高くなります。
つまりは、この構造が断熱サッシの最高峰ということが出来ます。
我が家の窓がこのクラスのハイグレード仕様に生まれ変わった、と例えて良いと思います。
冬季は窓から50%近く熱が逃げると言われています。
今現在の我が家はほとんど熱が逃げていないような感覚です。壁の断熱性能に窓が限りなく近づいたように思います。
内窓設置はやるべきかどうか
実際に購入した、一人のユーザー視点から言って
「やるべき」
と自信を持ってオススメします。
実際、弊社のお客様がリピートで追加設置するケースが非常に多いです。
自分自身改めて、納得です。
本来なら決して安い買い物ではありません。補助金で実質半額となるこの機会は大きなチャンスです。
さすが、国が認めて大きな予算を割くだけのことはあります。
最も効率よく住まいの性能を上げられると改めて感じます。
これまでは販売側の人間としてメーカーのデータやアピールポイントもとに提案して参りましたが、
実際に設置したことで理屈やデータ以上に皆様に強くオススメすることが出来ます。
設置可能でご予算が確保できるならば是非検討するべきだと強く思います。
もし効果に戸惑いがあるようでしたら試しに数カ所だけでも設置するのも良いと思います。
実は、設置したお客様が満足してさらに追加でご注文いただくケースも少なくありません。
本当に良い商品です。是非ご検討くださいませ。
機会があれば温度計でリアルに自宅の効果を計測して皆様におつたえしてみたいと思います。
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