電気代が高い! どうしたら良いか多数ご相談頂きます。

こんにちはドルフィン八戸店嶋守です。

昨今の電気料金の値上げでお困りの方がお店に多数お見えになります。

オール電化住宅にお住まいの方がほとんどで、支払額の高かった月で6万円~16万円といろいろなお話を伺います。

16万円お支払いされたお客様のお話は本当に衝撃的でした。かなり特殊な例だとは思いますが、8万円前後のお客様が多くいらっしゃるように感じます。

どうしたら良いモノかとお悩みの方も多いと思いますので、少しでも参考になれば幸いです。

電気料金が高くなる3大要因と対策

①深夜電力プランの廃止

深夜電力といわれたプランが廃止されたことに加えて、マイコン割引が完全廃止されたことで支払額が高くなってしまっています。

あらかじめハガキなどで個別に通知がありましたのでその時点で以下の対策をなされていれば理想的でしたが、実際に請求が発生して驚いて検討し始めた方も多かったようです。

②暖房費

最大の原因はコレだと思います。蓄熱式暖房による電気料金は高額でした。電気ヒーターでレンガを温めるという非常にシンプルな機器で、大きさもかなりのもの。効率良く室内を温めるために部屋の中心部、イイ位置に設置されています。

では、交換候補は何か、どれぐらい電気代が下がるのかが気になるポイントだと思います。

蓄熱式暖房の撤去費

部屋のイイ位置に大きなボディでスペースをとっているので、多くのお客様が撤去を検討されます。しかしながら、撤去については積極的におススメしていません。その理由は撤去費用、特に処分費が高額だからです。中にビッシリとレンガが積まれている為、とにかく重い。つまり作業負担が大きい。さらに廃棄費用も高額。一基処分するのに2~4万円かかるのが目安です。であればそのままにしておいたほうが邪魔にはなるもののお得と言えます。

ところが新たに石油ストーブなどに切り替えようとすると、そうも言ってられません。室内を効率良く暖めるための「ベスポジ」、ベストポジションに鎮座しているので非常にジレンマとなります。

FF式ストーブを設置しようとすれば、その蓄熱式暖房があった場所が最有力候補なのですが、撤去費の高額さに悩まされてしまい、その結果、寒冷地エアコンの設置を検討されるお客様が多いです。

候補1 寒冷地エアコン

最も検討されている方が多い選択肢です。以前は最有力候補でしたが、最近は少し印象が変わってきました。

建築業界では10数年前から暖房といえばエアコン。が常識で、わたくしもセールス時代、拡販に取り組みました。性能の良さに確信がありましたので、自宅の全部屋にハイエンドモデルの寒冷地エアコンを設置済みです。

確かにヒートポンプによる冷暖房はエネルギー効率は非常に高い為、性能については偽りはありません。

ですが、実際に使ってみてわかったのは「冬季間のヒーター代が高い」

ということです。

電気料金に少し違和感を感じていました。夏場、ガンガン冷房を使用して、家族が廊下まで冷気がこぼれるぐらいに部屋を冷やして、確認すると19℃に設定していて何度も注意したものです。(効果なし)

ですが、電気代が全然大したことが無いのです。年間通してみると夏場が一番安い。我が家はオール電化仕様ですが夏場の7月8月9月はトータル1万円/月程度で、特に気になりませんでした。オール電化仕様なので、給湯とIHクッキングヒーター、照明、その他家電、さらにはドラム式乾燥機付き洗濯機も使用していて、結構な量の電気を使っていました。

高性能な住宅に住んでるわけではありません。非常に廉価仕様の建売住宅です。断熱性能は普通です。

それでも夏場の電気代は全く気にならない。それに対して少し肌寒い時期から冬季は電気代が少しづつ上がっていき、ついには2~3倍の金額となります。

(ちなみに電気プランは「シーズン&タイム」というモノで、今は選択できません。)

「冬だから仕方ないか」と思っていましたが、途中で気が付きました。「待てよ、あれだけ冷房使っていてそれほどじゃないのになんで冬場の料金が一気に高くなる??」

実際冬季は機械に負担がかかります。エコキュートでさえも電気代は2倍になると言われています。寒い条件下での稼働は機械には酷な状態です。

冬場に電気代が高くなる原因は凍結防止の為のヒーターに電気代がかかっているのだと思います。

昼夜問わずヒーターが作動しているのだから電気代がかさみます。しかも室外です。相当な負担がかかっているはずです。

候補2 石油ストーブ

個人的に一番のおススメは石油ストーブです。

おススメする内容には条件がありまして、FF式(強制排気式)の輻射タイプをお勧めします。

やはり火力が違います。一時灯油値上がりで石油離れがありましたが、10%~20%の値上がりで電気代のように2倍までは値上がりしていません。多くのプロの方がお客様に石油製品をお勧めしていると聞きます。私も同意します。

光熱費もそうですが、火力、熱量、暖かさが別格です。

私はオール電化仕様でありながら、追加でリビングにFF輻射方式の石油ストーブを設置しています。

冬季の灯油代は1万円/月程度。ほんっとうに暖かい。最高です。

灯油に関してはこのストーブのみの使用なので、純粋な暖房費用になります。さすがにこれ一台で家全体といきませんが、一階はこれ一つで十分です。

選ぶ際には風を巻き上げない輻射式がおすすめです。温風のほうが部屋中に届くと思われるかもしれませんが、輻射式の熱は物体に染みこみます。そして放射します。その熱の浸透・放射が暖かさの秘密です。温風を対流するタイプの温風式ストーブやエアコンには出来ないことです。

現在、石油設備が無くて石油タンクから設置する必要がある場合、費用の目安としては30万円~程度となります。寒冷地用エアコンの設置費用も同等能力のモノは35万円前後が相場ですのでほぼ一緒。

石油ストーブは暖房に特化しているので当然かもしれませんが、その暖房能力が別格。冬の寒い時期が長い東北にマッチしています。

対して寒冷地エアコンは、夏場も活躍、湿度の高い梅雨時も活躍、さらに空気清浄機能も搭載されていて春先の花粉時期や風邪が流行する季節にもウィルス対策で活躍、一年中使えてしかも天井付近にあるので邪魔にならない。と良いことずくめ。一家に一台必須に見えますが、

暖房能力だけて比較すると、明らかに差があります。寒冷地エアコンをリビングに設置すれば、とりあえず生活できますが、快適とまではいかないでしょう、足元が寒いのでホットカーペットなどの補助や、それなりに着衣して暖かい服装が必要です。

足元まで届くように設計されていますが、掃き出し窓からの冷気に押されることが多いです。暖房の快適さでは、芯まで届くような温かさの石油ストーブに軍配が上がります。

私はリビング以外で時間過ごすことが多いので今のうちに違う部屋にもFFストーブを増設しようと考えています。

ただ、設置場所を選ぶのが悩みの種。FFストーブは固定式で一年中床にあります。。ベッドやお布団がある寝室では安全面からも設置しにくいです。私個人も部屋のどの場所に置けば良いか、いまだに判断できかねます。それでも快適さが段違いなので冬が来る前に決断しなければいけません。

ちなみに似て非なるものとして、ポータブルストーブがありますが、こちらは注意が必要です。製品にも書いているとおり3時間に一度窓を開けて寒気しなければいけません。真冬にせっかく温まった部屋の窓を開けるなんて正気の沙汰ではないので誰もやっていませんが、やらないと人体に影響がでるという警告文が書いてあります。大袈裟でもなんでもなく、ホントに身体に悪いのです。ですから気密性の高い住宅ではおススメできません。使用上の注意を良く読んでのご使用をお勧めします。安くて暖かいんですけどね・・・。空気環境に留意してしっかり換気しながら使いましょう。

以上のことから、寝室であればエアコンがおすすめになります。電気代や能力に不安がありますが安全で邪魔にならない。年中使える。朝晩着替え時さえ温まれば良いのでエアコンがベストだと思います。もし寝室をセカンドリビングとして長居する場合には、ホットカーペットやコタツなどのサブ暖房が必要になります。

ちなみに我が家のリビングは寒冷地エアコンと高性能FFストーブを設置しています。生活環境に大きく影響する設備なので妥協せずに良いモノを設選びました。

使い方としては肌寒い春先と秋口はエアコンで暖房。夏は当然エアコンで冷房。厳冬期はFFストーブでしっかり暖房。春秋で時々すっごい寒い時がありますが、その時もストーブ。というように使い分けています。非常に快適です。ただ残念なことにその快適なリビングに私の居場所が無いのが悩みです(笑)

③給湯費

エコキュート以前のオール電化給湯設備といえば、電気温水器です。こちらをエコキュートに変えるだけで大きな節電となります。

恐らく1/3ぐらいに削減になると思います。電気温水器の場合、電気代が8千円~1万5千円ぐらいかかっているのではないでしょうか。

エコキュートの場合電気料金の値上げ前で夏季は3~4千円程度、冬季は最大で倍額。といった感じです。

仕組は電気式ポットに近いので電気代がダイレクトにかかること。さらに高温でお湯作ると電気代がかかるため60℃程度で沸かします。そのためにタンクの容量が大きくなります。

エコキュートの場合は90℃近い高温で沸かして貯湯しているので少ないタンク量で済みます。

当然冬場の外気が下がるとタンクのお湯も冷めます。残量が想像以上に少なくなっていて驚いたことがあると思います。これは誰かがたくさんお湯を使ったのではなく、お湯が冷めたことによるものです。

エコキュートの新規設置費用は60~70万円程度が目安ですが、既存の電気温水器がある場合は撤去費用もかかります。

さて、電気温水器からボイラーに交換する場合どちらを選択したら良いのか。

エコキュートか石油給湯器(ガス給湯機)か、悩みどころです。

以前は断然、エコキュートをお勧めしていました。

エコキュートの新設は70万円~、石油給湯器の設置費用はタンク含めて40万円~。

電気代の値上がり前は、月々のランニングコストでエコキュートに軍配が上がるため、7~8年程度で初回設置費用の差額を取り戻して、その後お得になるという計算式が成り立っていました。

・・・・ですが

現在の電気料金からするとそうはいきません。

イニシャルコスト、ランニングコストの分岐点が13年前後と言われており、長持ちするかどうかによります。

おそらく石油給湯器のほうが総額出費で安定するはずです。さらに室内で燃焼している灯油ボイラーは厳しい天候の影響も受けにくく安定します。エコキュートは外に設置する為、厳しい寒波の影響受けて時々凍結トラブルが起きます。私も一昨年の冬に室外機が凍結して真夜中にガラガラと異音を立てたので、強制的に電源オフして近所迷惑対策。翌朝お湯をかけて解凍しました。苦労しました。

最近では住宅会社のプロの営業の方が石油給湯器を進めるケースが増えていると聞きます。私もその一人です。

つまり今おススメするのは?

現在の不安定な情勢からすると、石油暖房、石油給湯の設置を個人的にはおススメします。

実際、石油機器のメーカーさんも、かなり追い風になっているそうです。

至極当然のことのにように思います。

ただし、どちらを選んでも大損するということはありません。

どちらの選択肢も五分五分です。

私たちも悩むぐらいなのでお客様がお悩みになるのもごもっともです。

しかし、電気料金が今後も上がり続けるとなればますます電化離れが進むと予想できます。

太陽光搭載した上での電化仕様であれば電気代が削減できるので、電気料金が高騰している現在、再注目を集めています。太陽光無しでしたら石油仕様が安定するように思います。結局のところ明確な優劣がつけがたく、どちらも正解だと思います。

ただ、私個人が今から選ぶなら灯油メインです。給湯器、リビング暖房灯油。そして各部屋に寒冷地エアコン。

灯油と電化の組み合わせです。

もちろん灯油のかわりにガスでもokですが、その場合都市ガスに限り推奨します。都市ガス料金に比べて交換ボンベ式のプロパンガスは非常に高額なのでおススメしかねます。台所のガスコンロ用としては良いと思いますが、給湯や暖房にはプロパンガスはコストが高いと感じます。

あくまでも私個人の見解なのであくまでご参考に留めて頂ければと思います。

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