住まいのメンテナンス・交換時期④ ボイラー編

こんにちは! ドルフィン八戸店の嶋守です!今回は『ボイラーの交換時期』についてです!

先に結論を言ってしまうと修理・交換は購入から10年

と、いうことになります。現在では国が定めた法律によって10年ごとの点検または交換が推奨されていています。

が、しかし・・・・・・

10年で交換って良く聞くけど、ウチのはもう15年動いてる!知り合いのお宅なんて20年使ってますけど??

はい。良く言われます。実は、古い設計のボイラーほど壊れにくく出来ています。

そんなバカな!! わざと壊れやすくして、買い替えさせようという作戦ですか!!

そんなことはございません。メーカーさんも壊れないように研究開発して販売しております。

しかし、それでも不測の事態により事故が起きてしまっている

という過去の事例があるのです。長期的に使用することによる経年劣化が原因で事故が発生。しかも人命に関わる重大事故(特に火災が多い)であること。さらにその頻度が社会的に無視できない割合で発生していることが経済産業省の調べで明らかになっています。

『壊れないように、長持ちするように』の発想から、『安全なうちに早めにメンテナンスまたは交換』という考え方へ。

重大事故の発生という社会的背景から、『消費生活安全法』という『法律』の中で特に危険度が高く、事故発生率が高いモノを『特定保守製品』として定めて一定期間で点検することが義務づけられました。

例えば、『トイレ』のように長期間使用して経年劣化で故障したとしても、水が流れないとかお尻が洗えないといった程度で『命に係わる重大事故』までは発生しにくいと思います。

(トイレに行けない苦しさは十分命に係わる!!と反論されるかもしれませんが・・・・)

古い設計の商品は、長持ちする反面、ある日突然壊れる。しかも重大事故、火災や命に係わる事故を起こすリスクを抱えている。

と書いてしまうとなんだか脅しみたいに聞こえるかもしれませんが・・・

現在の設計では安全装置が多数搭載されていて、異常を検知するとすぐに『エラー表示』で知らせてくれる。

誰だって、すぐ壊れて費用がかかる製品より、長持ちする製品のほうを選びたいと思います。

しかし、一定期間を過ぎて、使用する時間が長ければ長いほど重大事故のリスクが高まっていきます。

それに加えて

壊れたり異常が出なければ、ついつい使い続けてしまう。

自分もそうですが、こうなりがちだと思います。だって普通に動いてるのに点検、修理、それこそ交換なんて考えられませんね。

その為に必要以上に長持ちさせるのでは無く、一定期間で交換することを前提にした商品作りにシフトしてきました。

費用を抑えて、家計に負担をかけないほうが良いに決まってますが、自分や家族、または隣近所の命や財産を危険に晒すほうがよっぽどコストパフォーマンスが悪いと言えるのではないでしょうか。

ボイラーに負担が掛かるのは圧倒的に冬季間。故障も寒ければ寒いほど発生しやすい。

しかも年末年始の強烈な寒波で停止した場合、業者やメーカーが休みに入っていてどうにもならない。

年末年始のボイラー故障は業界の人間ならば誰でも共感する『あるある』です。

去年の冬調子が悪かった方や、冬季間に入ってなんかおかしいな・・・という方は要注意です。

特に年末年始はただでさえ、物流や工事が込み合います。すぐに対応してもらえず、待たされることも珍しくありません。

ずいぶんと気が早いなと思われるかもしれませんが

現在はコロナ過で、部品を生産している海外の都市がロックダウンしてしまい、製造できなくなってしまい、納期が未定となる商品が複数あります。便利な暮らしに慣れた現代人は、お湯が出ないというトラブルは大変大きなストレスとなります。

古い機種をお使いの場合は少しでも異音や、動作不良が起こった場合はメンテナンス、または交換をご検討ください。

早め早めの対応をお勧めいたします!!

ドルフィンでは石油、ガスボイラー、電気温水器、エコキュートと幅広く取り扱っております。メーカーの取り扱いも幅広く対応しております!

お気軽にお問合せくださいませ!

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