春の物置工事

こんにちは!ドルフィン八戸店の嶋守です。

突然のドカ雪に見舞われてもうすぐ1週間。まだ雪景色ではありますが、間もなく到来する春に向けてお客様のリフォーム意欲も高まってきているように感じます。

最近ではエクステリアのお問い合わせが増えています。その中でも物置をご覧になっているお客様が多いです。物置を設置する場合に確認が必要なのは以下の3点です。

設置確認

1.物置のサイズ

 敷地の境界線やブロック塀に隣接して設置することはできません。最低でも10cm以上はスペースを空ける必要があります。敷地に設置できるサイズがどれぐらいなのか、または欲しいサイズを設置できるスペースがあるのかしっかり確認しましょう。

2.設置場所の地盤の確認

物置を設置できる場所は土、または砂利を敷いた土。コンクリート。アスファルトです。インターロッキングブロックやタイルの場合は確認が必要です。

3.設置場所の水平さ

物置が水平に設置できるかどうかの確認が必要です。坂道など急こう配の場合は別途追加工事が必要となります。完全に真っ平である必要は無く、部材で調整することができます。土の場合はブロックが水平になるように地面を掘って簡単に調整できます。だからといって荒れ放題の土地に設置は出来ません。整地されていることが条件です。

メーカーの違い・特長

物置メーカーで有名なのは、イナバ物置、ヨド物置、タクボ物置、マツモト物置です。

それぞれ特徴があります。

①イナバ物置

なんといっても『頑丈』です。スチール製で強度に定評があります。コマーシャルの100人乗っても大丈夫が有名です。

②ヨド物置

対候性に優れています。ガルバリウム鋼板製でサビにくいのが特徴です。住宅用の金属サイディングや屋根材と同系統の素材で出来ている為、美観が長持ちするのが特徴です。上吊りの扉を採用しているのも大きな特徴です。持ち手も大きく、開閉がとてもスムーズです。寒冷地特有の「凍み上がり」という現象の影響をほとんど受けません。冬季間でもスムーズに開け閉めが出来ます。最近はデザインにも力をいれています。アパレル系とコラボしてユニークな商品を展開しています。第一弾はアウトドアブランドのコールマンとコラボして数量限定で販売しました。現在は第二弾としてビームスとコラボした物置を販売しています。こちらは軍用コンテナをイメージしたミリタリーデザインでハードな印象が人気です。

③タクボ物置

価格面で非常に有利。お求めやすいお値段でコスパの良さが魅力です。耐久性や対候性では一歩譲るかもしれませんが、ストレスがかからない状況であれば問題ない強度と耐久性を備えています。こちらのメーカーさんはキッチン用品や収納などのインテリアパーツも製造販売しています。

④マツモト物置

三角屋根と全面一色でとても可愛らしいデザインが特徴です。販売店が限定されているプレミアムな物置です。北東北ではドルフィンだけの取り扱いとなっています。価格は他メーカー品と比較すると1.5倍程度の設定となっていますが、理由があります。

一つ目は屋根構造。他社にない三角屋根がデザインの特徴なのですが、ただ単に屋根の材料を斜めにカットしているわけではありません。タワミや雨漏れが発生しないように非常に丁寧な構造になっています。専門的な解説をすると「瓦棒」という屋根構造を用いていて、あらゆる構造の中で最も雨仕舞、つまり雨漏れしにくく、強度が最も出る構造です。以前は住宅でも広く用いられていいましたが最近は見かけなくなりました。理由は屋根の材料ではなく下地の構造で強度を確保するのが一般的になった為です。「瓦棒」の屋根は下地が脆弱でも金属屋根単体で強度が出る構造です。物置のように柱や梁、桁などの構造材を持たない設計の場合、金属板だけで屋根の強度を確保する場合に有効です。代償として材料費や部品数、生産コストがかかってしまいますが、見掛け倒しでは無く、屋根として十分な強度構造を確保する為にはやむを得ないことです。

二つ目は全面単色塗装。これは物置メーカーとしては非常にコスパが悪い手法です。一般的な物置は箱部分は全て同じ色で生産されていて、扉材だけ色を選べるようになっています。なぜそのようになっているかというと、箱部分の色を統一することで一種類生産するだけで多くの規格・サイズに対応できるからです。大量生産が可能になるのでコストが下がります。全面単色にするということは色のバリエーションの数だけ商品点数が増えるので大量生産が難しくなります。それがコストアップの理由です。

意味なく価格が高いわけではなく、全て納得の理由があります。コストをかけるだけの価値がありますのでデザイン面で惹かれているなら、何も迷う必要はありません。

品質も高いです。イナバ物置さんと同じ素材で強い強度を持ち、ヨド物置さんと同じ上吊り扉でスムーズな開閉を実現しています。各社の強い部分を取り入れた「良いとこどり」の設計にデザインを掛け合わせた商品です。国産で最重量となっています。金属製品の場合、重さ=強度です。つまり非常に頑丈な商品であることを示しています。

ドルフィン八戸店では常時物置を10台以上常設展示しています。各種サイズ、カラーバリエーションもご確認できますので是非お気軽にお立ち寄りください。

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