皆さんこんにちは、ドルフィン八戸店の嶋守です。
今年の八戸は急に冷え込んだり、かと思えば春めいた陽気だったり、今のところは比較的過ごしやいように感じていますが、このまま終わるはずが無いのが北国の冬。寒さが身にしみ出すと暖房のことが頭をよぎると思います。
昨今の原油高高騰により、電気式の暖房が注目を集めており、オールシーズン活躍できる寒冷地エアコンが高い注目を集めています。
そこで、おススメの寒冷地エアコンを採点方式で記事にしてみたいと思います。
あくまで個人的な感想がふんだんに盛り込まれた内容となりますのでご容赦下さい!!
『忖度無し』のランキング形式でお送りします!
評価項目として4つ設定しました。
①暖かさ
北国で暖房として非常に重要な項目。吹き出し温度、室内、特に足元の暖房性能を重視して採点しています。※ちなみに寒冷地エアコンではない普通のエアコンは吹き出し温度が低くてなかなか部屋があたたまりません。さらに室外機は外気温の影響を強く受け、外が寒ければ寒いほど吹き出し温度が低く弱くなる傾向があります。
②外気温への耐性
室外機で空気中の熱を利用するエアコンは、外気温の影響をとても強く受けます。特に冬場は寒い外の空気からさらに熱を奪う為、室外機の周辺の温度がさらに低下します。その結果、凍ります。その凍り付いた霜を取り除くのが『霜取り運転』と呼ばれるモノで、他の暖房器具にはないエアコンの宿命であり、最大の弱点となります。霜取り運転中はほとんどのエアコンが停止します。
どんなに高性能のエアコンでも、止まってしまってはなんにもなりません。特に寒ければ寒いほど、止まります。
その対策をどのようにとっているか、そしてその効果がどの程度のモノかが判断基準です。
③機能の充実度
最近のエアコンは多彩な機能を搭載しています。暖房に限らず、冷房、除湿、空気清浄、と多彩な仕事をしてくれます。かといってむやみに多機能でも役に立つかどうかが重要です。ただ単に機能の多少ではなく、優れた機能を搭載している機種を高く評価しています。
④お求めやすさ
非常に重要です。寒冷地エアコンはそもそも高価です。お店のチラシをなどで見慣れているお値段と異次元の価格設定になっています。量販店さんのチラシを見ると6畳のお安いモデルで5万円ぐらい~、8畳で7万円ぐらい~となっています。これに対して寒冷地エアコンは6畳で15万円~、8畳で20万円~と3倍です。ほとんどの人が『は?!』ってなると思います。ですが、5万円7万円の普通のエアコンはハッキリ言って北国の冬では全くお仕事できません。ストーブと併用する必要が出てきます。
価格のハードルはとても大事で、あまりに高価ではそもそも寒冷地エアコンを諦めて普通のエアコンを選択してしまいかねません。それでは意味がありません。
優先すべき項目
採点結果が僅差または同点になってしまった場合は何を重視すべきかでランク分けしました。
お求めやすさ=コスパの良さ、と外気温耐性を重視しています。高価で購入できないようでは意味が無いので価格は大事です。それと性能が高くても真冬に止まってしまっては意味が無いからです。
目次
寒冷地エアコン おススメランキング
第5位 三菱 ズバ暖VXVシリーズ

三菱 寒冷地エアコン ズバ暖 霧ケ峰 VXVシリーズ
暖かさ ★★★★★
外気温への耐性 ★★★★☆
機能の充実度 ★★★★☆
お求めやすさ ★☆☆☆☆
トータル★14
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ズバ暖霧ケ峰は4グレードありますがその中で、最上位のモデルです。
他のメーカは寒冷地エアコンは3タイプ用意していますが、三菱は4タイプあります。
ざっくりいうと、 プレミアム/ミドルクラス/スタンダードでシリーズ分けしていますが、三菱はその上にさらに上位の超プレミアムというべきシリーズがあり、このVXVがその超プレミアムに該当します。
『性能は素晴らしいが、なんせお高い』
性能面では上位クラスだけど、価格的な面で第五位とさせいただきました。
何がそんなに優れているかというと、このモデルは国産で唯一2つのファンを搭載しています。
さらにムーブアイと名付けた小型カメラ&AIの認識範囲が360°と非常に広いエリアをカバーしています。
エアコンの近くで暑い思いをしている人には弱く風を送り、遠くで寒い思いをしている人には強めに送る。といった制御をしてくれます。

とにかく高性能なモデルをお求めのお客様におススメのモデルです。
①暖かさ★★★★★
最高60℃の吹き出し、足元温度最高40℃。申し分無い性能です
②外気温への耐性★★★★☆
ノンストップ暖房搭載で安心。霜取りはエアコンの宿命ですが、熱交換機が半分づつ交代で霜取り。さらに霜取り前に室温を高めにして室温低下を和らげます。
③機能の充実度★★★★☆
見どころは唯一無二のツインフロー、優秀なAI。ですが、その他の付加価値機能については三菱エアコンは全体的に控えめな印象で-1。お掃除ロボットや空気清浄機能が非搭載なのが残念ポイント。
④お求めやすさ★☆☆☆☆
お求めやすくはございません・・・。ここが最大のネックです。高価でハイパフォーマンスより、お求め安くて良パフォーマンスのほうが万人向けと思います。
第4位 Panasonic フル暖Kシリーズ

Panasonic 寒冷地エアコン フル暖エオリア Kシリーズ
暖かさ ★★★★☆
外気温への耐性 ★★☆☆☆
機能の充実度 ★★★☆☆
お求めやすさ ★★★★★
トータル★14P
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panasonicの寒冷地エアコン フル暖シリーズのスタンダードモデル(下位モデル)
おススメポイントは2つ。
1つ目はなんといっても価格。通常のエアコンよりも寒冷地エアコンはずっと高価なので、お求めやすさは大事なポイント。
2つ目はナノイーX。2003年に市場に登場して以来18年の歴史があります。体感には個人差がある機能ですが、アレルギーをお持ちの方で実際に使用して効果を実感されているお客様が多くいらっしゃいます。花粉やハウスダストその他空気中の汚染物質、アレルギー物質の抑制に効果がある機能で、室内の空気を攪拌するエアコンと相性がぴったり。
しかも廉価モデルでありながら、このナノイーXについては上位機種と全く同じ性能を有しているのがポイント。

次にマイナスポイント。
ノンストップ暖房を搭載しておらず、霜取り運転時には停止してしまいます。いつもいつも停止するワケではありませんが、強い寒気がきて特に寒くて、暖房で暖まりたい時に停止してしまうリスクがあります。ここぞという場面で停止するので辛いです。
その為、家族が集まるリビングには向きません。布団に退避できる寝室や子供室におススメ。
その点を除けばコスパが良く、おススメできる機種です。
①暖かさ ★★★★☆
マイナス1Pの理由は足元、床面への気流の弱さ。高い位置にあるエアコンは床面を暖めるのが苦手です。
さらに室内の温度は足元が低くなります。暖まった空気が上に上に上がってしまい、窓や出入り口から冷たい空気が床面をはって侵入してくる為です。
高い位置からの温風は床面に届きにくく上位機種のように大型フラップが搭載されていいない為、不利になっています。
②外気温への耐性 ★★☆☆☆
この機種に限らず各メーカースタンダードタイプはここで点数を落とします。エアコンの宿命である霜取り運転中にエアコンが停止し、寒い時期、暖まりたい時こそ止まってしまいます。
③機能充実度 ★★★☆☆
お掃除ロボットやAI自動運転がカットされていますが、ナノイーXが上位機種と全く同じ機能、性能を搭載している為、アレルギーでお悩みのお客様には非常に魅力的なモデルとなっています。室内の空気を強制的に循環させるエアコンとアレル物質を抑制するナノイーXは相性抜群。
④お求めやすさ ★★★★★
低価格帯の商品で、コスパ良いです。
第3位 ダイキン スゴ暖KXシリーズ

ダイキン 寒冷地エアコン スゴ暖KXシリーズ
暖かさ ★★★★☆
外気温耐性 ★★☆☆☆
機能充実度 ★★★★☆
お求めやすさ ★★★★★
トータル★15P
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3グレードあるスゴ暖シリーズ中のスタンダードモデル(下位モデル)
ダイキンはエアコンについては国内トップシェア。
性能面でもトップと言って良いと思います。
但し!!! それは関東以南の話です。
そもそもエアコンのメインの機能は『冷房・除湿』ここに重きを置いて開発されています。
この点についてダイキン製のエアコンは紛れもなくトップの性能と言えると思います。が残念なことに暖房機能が弱い。特にノンストップ機能が無い。どんなに高性能でも止まってしまってはどうにもなりません。そこだけが弱点です。
以上をふまえた上でのダイキンのスゴ暖シリーズですが、暖房機能については3グレードとも共通で、差がありません。下位モデルも上位モデルも均一です。
上位モデルはさらに冷房、除湿性能が強化されています。従って冬に重きを置く東北では、このスタンダードモデルがベストチョイスと言えます。
但し、他メーカーのスタンダードモデルと同様リビングでのメイン暖房としてはおススメしません。あくまで寝室、子供室におススメとなります。
超高性能機能 ストリーマ空気清浄
ダイキン製エアコンには殿下の宝刀『ストリーマ』が搭載されてます。
これがとにかく優れもの!!!私的には国産エアコンが持っている装備の中で『最強』と思っています。


インフルエンザの大流行、PM2.5、現在のコロナウィルスと家庭内の空気環境への関心はどんどん高まってきています。
それらのウィルスの他に、ハウスダストやダニの死骸、カビなどのアレルゲン物質。定番の季節ごとの花粉。現代人の身体はなにかしらのアレルギーを起こしやすくなっていると感じています。
自分自身、田舎育ちで杉の木に囲まれて育ってきたので、花粉症は軟弱な都会人がなるもんだという偏見を持っていましたが、最近なんだかわかりませんがクシャミが止まらない日があり、とうとう花粉症の薬を服用したりしています。
従来の空気清浄は室内の空気をフィルターを通過させてホコリやイロイロなモノをキャッチする方式がスタンダードでした。
その後、マイナスイオンブームが日本中で起こる中、シャープさんから『プラズマクラスター』が発売され、スマッシュヒット。室内だけでなく車の中、ドライヤーやら冷蔵庫などの家電やら、多方面に展開していきます。名付けて《出る系》とでも言いましょうか、取り込んだ空気をキレイにして出すのではなく、空気清浄効果のある物質を機械の外、部屋や空間に向かって放出するタイプ。その後PanasonicさんもOHラジカルを水分子で包んだ『ナノイー』を世に送り出します。これも《出る系》です。
この何かを外部に放出するタイプのモノはその効果や有効性についてメディアや専門誌に取り上げられて、効果があるとか無いとかシバシバ議論になったりしてました。なんせ目に見えないのでわかりにくいとこがあります。やはり体感に個人差があり、効果がある!! と思う人と ん?! という人に分かれるのも事実。信じた者が救われるじゃありませんが、自分自身効果を体感できていないのにお客様におススメするのは躊躇してしまいます。
そこに来てこのダイキン ストリーマ。客観的にみて、どうみても効果があることがハッキリしているんです。
他製品は、何かが飛び出して行って、アレルギー物質から何かを奪って不活性する。・・・・ ふーーーん。といった感じですが
このストリーマは取り込んだアレルギー物質やウイルスに直接プラズマ放電!!。単純明快にぶっ壊しちゃいます。ちょっと乱暴な表現で申し訳ないのですが、『ぶっ壊す』が適切な表現に思えてなりません。
ダイキンさんのホームページによれば以下の通りです。


ちょっと何言ってるかわかりませんね(笑)
ですが、ダイキンさんのホームページを見てもらえれば、様々なウィルスに対する効果を実験で立証しています。研究結果、実験結果で立証されているので信頼できますね!
私が思うに、どっからどうみても『最強装備』です。だけど、発売から時間が経って新鮮味が薄れたのか、当のダイキンさんが宣伝に飽きたのか(笑)あんまり最近は推してません。まだまだ、知らない人のほうが多いというのに・・・。非常に勿体無いと思いますね。これでノンストップ機能を搭載していたら間違いなく天下無双の最強寒冷地エアコンなんですが・・・それだけ寒冷地エアコンの霜取り対策機能は開発コストも生産コストもかかるということなんでしょうか。
①暖かさ★★★★☆
60°の高温風モードを搭載していて寒冷地エアコンの求められる能力を備えていますが、足元への気流が弱いのでマイナス1。
②外気温耐性★★☆☆☆
これはもう、スタンダードクラスは全部この点数です。外気温が大きく低下すると止まります。エアコンの宿命です。だたしヒーター内蔵しているのでそのうち動きます、なので0点にはなりません。ちなみに普通のエアコンは凍り付いて太陽が昇るまで夜中は凍りっぱなしも珍しくありません。
★2とはいえ、そのあたり対策はキチンとされています。従ってリビングのメイン暖房ではなく、寝室や子供部屋で性能を発揮するモデルです。
③機能充実度★★★★☆
なんといっても《ストリーマ》これに尽きます。お掃除ロボットが無いのと、機能満載のプレミアムグレードにはさすがに機能面で劣りますが、《ストリーマ》を標準搭載しているダイキンのエアコンは、それだけで高い価値があります。余談ですが、冬季間の使用を期待しないのであれば、一番安いモデルであっても《ストリーマ》を標準搭載している全てのダイキンエアコンはベストバイと言えます。それぐらいライバル不在の強力装備です。ちなみにダイキンのお家芸、加湿機能のうるるとさららは東北の冬季間、0℃を下回る期間は全く効果ないですから要注意です。
④お求めやすさ★★★★★
コスパ、最高だと思います。お店によって販売価格が違いますが、少なくともドルフィン八戸店ではコスパ№1です。お買い得です。お買い求めしやすいです。しつこいようですが、ホントにリーズナブルです。それでいて決して性能が低いわけではないです。故にコスパが良いです。※メーカー希望小売価格は安くはないですよ! お値引きが大きいからお得なんです!!
第2位 三菱 ズバ暖 霧ケ峰HXVシリーズ

三菱 寒冷地エアコン ズバ暖霧ケ峰 HXVシリーズ
暖かさ ★★★★★
外気温耐性 ★★★★☆
機能充実度 ★★★☆☆
お求めやすさ ★★★☆☆
トータル★15P
☆只今 期間限定、台数限定 特価セール中☆ 2022.02.28まで!!

大人気の三菱ズバ暖霧ケ峰。プレミアムモデルです。他メーカーの構成でいえば、これが三菱の最上位クラスになるはずなんですが、三菱にはさらに上があり、VXVが存在します。VXVはさらにお高いので、このへんが現実ラインかなと思います。
おそらく、寒冷地エアコンでは霧ケ峰が販売実績トップだったと思います。暖房能力№1を謳っていて、そこに信頼感を持って選ばれるお客様も多いと思います。住宅産業(プロ向け流通市場)と家電販売店(一般顧客小売市場)の両方のチャンネルで強い販売力があることも実績が高い理由です。特に北海道エリアで強いメーカーさん、商品ですね。
で、実力のほどは言うと、確かに高い暖房性能を持っています。三菱さんがいうところの暖房性能とは、外気温が低くなってもパワフルに高温を噴き出せるところです。他メーカーさんより細かいデータを公表していて自信と実績がみてとれます。このあたり、ライバルメーカーさんの公表データがけっこう曖昧で、あーだこーだと測定条件がややこしくて、結局どないやねん! とつっこみたくなります。


ただ、地味なんです。もちろん寒冷地エアコンは外気温に負けず、室内を安定して暖かく。が使命なんですが、他にこれといった目立つ機能が無いんです。
仮に、どれも一律、同等の機能だという前提で比較されると、派手な機能が少ない三菱霧ケ峰はライバルに見劣りしてしまうかもしれません。
しかし肝となる暖房能力、性能は№1といって良いと感じます。玄人向けの製品ですね。寒さが厳しい北海道でトップシェアというのも頷けます。
①暖房性能 ★★★★★
文句なしです。そもそもトップの暖房性能です。但し、真下に温風を送ることが出来ず、ライバルに唯一劣る部分ですが、それを補う暖房能力と、性能の高いAIによる室内の温度管理でカバーして満点です。
②外気温耐性 ★★★★☆
これも文句なしです。ノンストップ機能を搭載しています。室外機の半分づつ霜取りします。満点にしないのは止まらないとは言い切れないからです。これは全エアコン共通です。エアコンである以上満点はあり得ません。FFストーブとの差別点としてマイナス1は絶対です。
③機能充実度 ★★★☆☆
ここですね、唯一の弱点は。第一位との明暗を分けたポイントです。寒冷地エアコンとしての暖房能力、耐寒性能は文句なしのトップ性能ですが、それで終わり感があります。そもそも、暖房以外の機能を求めないのであれば気にしなくて良いのです。北海道で人気があると前述しました。それは北海道の夏は過ごしやすいので、夏向けの機能が求められていないからです。北海道は暖房機能に全振りでも良いということなんですね。
ライバルに劣る点としては、お掃除ロボットが無い、空気清浄機能が無い。
ライバルより優れている機能ももちろんあります。ムーブアイという360°カメラとAIによる制御です。他メーカーもAIを搭載してますが、三菱さんは一味違います。他メーカーは内蔵センサーで取り込んだ空気の温度や湿度などを本体内部のセンサーで解析したり、本体前部の赤外線センサーのようなモノで人やモノを検知してAIが判断しますが、三菱さんの場合は『見てます』カメラで室内を見てます。見て、あそこが寒い、暖まってない、あそこに人がいるいない、あの人の体温は高い、低いと細かく『見てます』。しかもその範囲が広い。360°です。なのでより細かくAIが制御してくれます。特にすごいのはそのカメラで窓などの冷気の流れを感知して、その先に人がいる場合、冷気を遮るように温風を出して人を冷気から守ります。いやぁすごい。ムーブアイ、その名の通り、動く目。でも他メーカーさんの他の機能がすごいので、残念ながらマイナス2です。
④お求めやすさ★★★☆☆
どうしたって寒冷地エアコンは高価になってしまいます。プレミアムクラスとなればなおさらです。ですが、冬にしか出番が無いFFストーブと同等の仕事をして、さらに夏も、春も、秋も、オールシーズン大活躍となれば、決して高くは無いと思いませんか?
リビングのメイン暖房として頼れる一台です。
第1位 panasonic フル暖エオリアUXシリーズ
暖かさ ★★★★★
外気温耐性 ★★★★☆
機能充実度 ★★★★★
お求めやすさ ★★★☆☆
トータル★17P
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映えある第一は断トツでPanasonicさんのフル暖エオリア UXシリーズです。
北国での暖房エアコンの必須項目である『ノンストップ暖房』を搭載しつつ、その他もろもろの機能を『全部乗せ』。やれることは全部やってます。非の打ちどころが見当たりません。しかもpanasonicさんも暖房能力№1を最近謳ってますね(笑)
①暖かさ ★★★★★
マイナス25℃でも55℃の温風。足元温度最大43℃。しかもビックフラップ搭載で上昇しようとする温風を抑え込み、しっかり床面に届けます。高い位置にあるエアコンは床面の暖房がとにかく苦手。その弱点をフォローする性能です。



②外気温耐性 ★★★★☆
ノンストップ機能搭載で、霜取り運転中も止まりません。寒冷地エアコンに必須の機能です。ただし、絶対止まらないとは言い切れないのでマイナス1。エアコンである以上、FFストーブに絶対勝てない部分です。

③機能充実度 ★★★★★
ここが、第一位に推したポイントです。とにかく多機能、全部乗せ、フル装備。
(1)ナノイーX
まずはナノイーX。体感に個人差があるものの、発売当初から進化を続けて、発生量がさらに増えて高濃度に。アレルギーでお困りのお客様には是非試して頂きたい。ハマる人にはばっちりハマります。
このナノイーX いろいろと効果がある優れもの!!

最近私も悩まされている花粉アレルギーにも!

タバコやペットの臭い、汗や生乾き臭や加齢臭まで!

ダニやカビなどのアレルゲン物質にも!!

と、空気清浄機の役目も果たしてくれます。最近の空気清浄機は10万円近くすることを考えたら、この機能を搭載している分お得ですね!
前述して絶賛したダイキンのストリーマですが、あちらはエアコン内に吸い込まないと全く仕事をしません。しかしこちらの《出る系》は出て行って仕事をします。部屋の空気を全て吸い込めるわけではないので、こちらのほうが広範囲にいきわたります。
着ている服や、カーペーット、カーテン、干している洗濯物、暮らしている人の髪などにも直接効果を発揮してくれます。うーんすごい。
(2)セルフクリーン機能
次にナノイーXを利用した自己クリーニング機能。エアコン内部に繁殖しがちなカビやウィルスを不活性化します。

(3)お掃除ロボット
panasonicさんのお家芸、お掃除ロボットです。最近はいろんなメーカーさんが搭載して、まるで当たりまえのようになり、さほど珍しくも無くなったのか、panasonicさんでさえカタログにあんまり詳しく記載していないという(笑)
これ、panasonicさんが元祖です。誕生したのは2005年、もう16年も前になるんですね




なんだか、当たりまえのようになってきて、珍しくもなんともない雰囲気ありますが、上位機種にのみ装備されている高価な機能です。
本来エアコンの性能を維持するためには月に2回程度のフィルター掃除が必要なんです。では実際どのくらいの頻度でフィルター掃除しているかというと・・・限りなくゼロ!!というのが実際のところ。せいぜい年に一度の大掃除ぐらいで、ほとんどの家庭が毎月のフィルター掃除を出来てません。場合によっては購入してから一度も掃除してなくて、最近調子が悪くて故障かと思ったら、ホコリがびっしり!!
掃除したら直ったなんて話はよく聞きます。
それを常時自動でやってくれて常に最良のパフォーマンスを発揮してくれる。とても良い機能だと思います。
(4)エオリアアプリ
その他にもAIによる運転制御や、最近はやりのスマートリモコン操作も内蔵されています。
これって何気に便利で、家の外から操作が出来るんです。
例えば帰宅前に外からスマホで運転開始しておけば、帰宅して寒い寒いと震えることなく、帰ってすぐに暖かいお部屋で着替えができるんです。部屋があったまるまでコート着たままで・・・なんてことありませんか??
夏の場合も同じです。出かけてて帰ったら あっっっつ!! みたいなことも、外から運転開始してすずしーーい部屋に帰れるんです。すごくないですか??

但し、注意点として自宅にWi-Fi環境が必要となります。自宅のインターネット回線を通じてPanasonicさんのサーバーを経由してスマホと自宅のエアコンを連動させるわけですね。
もちろんAmazonのアレクサとも連動しゃいます。まだまだそんなのわからない、なんて言ってられなくなってきました。 私も自宅でアレクサ使っております。アレクサでテレビをつけたり、電気をつけたり、音楽掛けたり、部屋同士で通話したり。最初はあまりの未来感にとっつきにくいものを感じていましたが、実際やってみると、簡単&便利。思っているよりもハードル低いので、是非積極的にチャレンジして頂きたいです。それに便利ですよ!

ちなみに、家の外からの遠隔操作はエアコンならではで、FFストーブなどの燃焼系の暖房器具には、安全上の理由からこの先も搭載されることは無いと考えられます。これだけでもエアコン暖房、アリですね。
④お求めやすさ ★★★☆☆
ここは、やはり高価な寒冷地エアコン。お求めやすいとは言えません。
ですが、しっかりと暖房ができて、冷房ができて、高性能の空気清浄機能がついて、スマホで外部から遠隔操作ができて、そう考えたら、ある意味コスパ良いですよ。
まとめ
リビング用
panasonic フル暖エオリアUX または三菱ズバ暖HXV
寝室・子供室用
ダイキンスゴ暖KX またはpanasonicフル暖エオリアK
これが私なりの結論です。
【番外編】ミドルクラスは選ぶべきではないのか?
寒冷地エアコンのラインナップは、上中下、松竹梅、プレミアム/ミドル/スタンダードという3段階のグレード構成になっています。
普通、よく売れるのは『中』、『竹』、『ミドル』。お値段高すぎず、安すぎず。消費者の心理としては、よくわからないから中間にしとくかーーー。となりがちです。
エアコンの場合はそうはいきません。落とし穴です。
寒冷地エアコンのミドルクラスの位置づけは、『スタンダードの上位互換機種』ととらえてください。
リビングのメイン暖房と仕様する場合はプレミアムクラスから選択するべきです。
理由は、『ノンストップ機能が搭載されているのが、そのモデルしかない』からです。
ここで注意!! あくまで北東北での話です。関東以南の温暖な地域の場合はそこまで必要ありません。エリアによってはミドルクラスがベストチョイスとなるんです。
仙台、福島あたりは難しいですね。ミドルクラスでもいけそうな気はしますが、大事を取ってプレミアムクラスが良い気もしますが、それこそ地元の販売店の意見をしっかり聞くべきです。
例外もあります。リビングにFFストーブや床暖房があって、組み合わせて使用する場合です。その場合は『ミドルクラスがベストチョイス』となります。
ミドルクラスはスタンダードクラスに比べて、春、夏、秋に活躍する機能が充実しています。特に夏を快適に過ごすための装備が充実しています。
もし予算に余裕があるならば、寝室や子供部屋にもミドルクラスをチョイスすれば、家中どこに行っても年中快適に暮らせる住まいになるでしょう。
大切なのは、北東北ではミドルクラス以下の商品をリビングのメイン暖房として選んではいけないということです。
整理するとこうなります。
※北東北の場合
・プレミアムクラス・・・リビングのメイン暖房として
・ミドルクラス・・・リビングのサブ暖房。または寝室、子供部屋。
・スタンダードクラス・・・リビングのサブ暖房。または寝室、子供部屋。
エアコンは、各部屋に設置したい設備です。台数が増えれば、当然予算もかさみます。
そのあたりを考えての今回のランキングです。リビングにはしっかりとした機種を選び、その他の部屋には予算を抑えて、各部屋に設置するのが理想と考えてのことです。
特にベッドがある寝室に燃焼式の暖房は相性がよくありません。
子供部屋も同様です。大人の目を離れたところに燃焼式の暖房は心配です。可燃物を器具の前に散乱させてしまう懸念もあります。
安全面でも、エアコンは非常にアドバンテージが高いんです。
ちなみに気になる電気代ですが
条件をそろえてざっと1時間当たりの電気代を計算すると※普通の従量電灯プラン(夜間割引など無しの場合)
・オイルヒーター 10畳用 32円
・カーボンヒーター 31円
・ハロゲンヒーター 27円
・大型エアコン23畳 26円
・エアコン6畳 6円
・こたつ 3円
となって、小型の至近距離しか暖まらないないような電気ヒーターよりも電気代はお安くなります。(ざっくり試算、あくまで目安)
自分自身の実例を紹介すると我が家はリビングにFFストーブと寒冷地エアコン。和室、寝室、子供室x2にそれぞれ寒冷地エアコン設置。
・給湯はエコキュート、調理器具はIHクッキングヒーターその他家電や照明など全てを含めた電気代。契約は東北電力のシーズン&タイムプラン
電気代は
4月~5月 15,000円/月
6月~11月 10,000円/月
12月 15,000円/月
1月~3月 20,000円/月
冬季間の12月~3月はこのほかにFFストーブの石油代が1万円/月未満
こんな感じです。
自分自身はFFストーブの陽だまりのような暖かさが好きなのでリビングのメイン暖房はコロナのアグレシオを使い、サブでミドルクラスの寒冷地エアコンを設置。しかし冬季間はリビングのエアコンはお休みです。どちらかというと春や梅雨時、秋のちょっと寒い日に暖房使用。夏は冷房としてフル稼働。
寝室と子供室はプレミアム寒冷地エアコンで、私は寝室でネットで映画観賞、子供はゲーム(ごくたまに勉強?)、妻はリビングで地上デジタル放送。と我が家は各部屋で思い思いに過ごすことが多いので、各部屋でフル稼働しています。
家族で好き勝手に各部屋で冷房、暖房、テレビを使用している割には、光熱費を抑えられてると感じています。
この他に浴室の換気乾燥暖房で毎日お風呂の予備暖房して、全自動洗濯機で衣類乾燥もして、けっこう電気使ってます。その割にはうまく光熱費を抑えてる気がしてます。
それぞれのライフスタイルや、ガス、電気、石油の契約状況、それぞれの好みがあると思います。
それぞれのご家庭にあった商品選びの参考にしていただけたら幸いです!!
では さようなら!